まゆげと私の記録④ ~食べること~

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今回まゆげの状態が悪くなったこと。

これはとても大切なことを、
まゆげが身をもって私に教えてくれていると感じています。

まゆげの状態の変化と共にある私自身の感情の揺れ動きは、
きっとこの先、私にとってとっても大切な経験になると思い、

私自身が今感じていることを自分でもキャッチしながら、
まゆげの闘病記録と一緒に残しています。

いち飼い主が、

愛猫の闘病生活で感じていることや、
その時選択することが、

この先の未来にどう繋がっていくのか…

あたたかく見守ってくださると嬉しいです♡

一緒に、がんばろうね^ – ^

まゆげの食欲

まゆげの食欲は、
今のところ以前の健康時と比べると、
1/3〜半分くらい。

これも日によってムラがあり、

食べてくれる時はもう少し食べるし、
ほとんど食べない時もあります。

食べることが当たり前じゃなくなった今

自分から食べてくれていることが何よりも嬉しくて、
食べる姿をニマニマしながらそっとドアの隅から見守る怪しい飼い主♡
(刺激しないようにしているつもり笑)

今の主なまゆげご飯は、

腎臓食のドライフードお肉

(カツオ、白身系魚、ササミ、馬肉などからセレクト)

ある日のごはん。
たくさんは食べないけど、カツオが一番好き。

ビオナチュレ(腎臓対応高カロリー)

病院で教えてもらった腎臓対応のビオナチュレ
こちらは投薬用。
まゆげは少しでもカロリーをとってほしいので、
より高栄養のサーモンをセレクト!

ちゅ〜る(腎臓対応)

大人の箱買い(笑)
腎臓に対しての効果は、ビオナチュレよりは低いけど、
他の味も楽しめたらいよね(^^♪
ウマウマ言いながら食べてくれたんです。
初めは…(^-^;

その他には、
たまにitiをあげてみたり、

まゆげ坊ちゃんは、缶はお気に召さなかったらしく…
初めは食べた奥のおやつは、飽きられたようです(;^ω^)
iti趣向性高くてカロリーもあるから、
食べてもらえたらよかったんだけどなぁ。

以前は缶(腎臓食)もあげたのですが、
1週間くらいで飽きて食べなくなったし、

最近はちゅ〜るの反応も微妙。

幸いドライが1番好きみたいなので、
ドクターズやファルミナの処方食を食べてくれています。

処方食を食べてくれるのは嬉しいね☺

でもね、最近…

トイレから出る時、
ベッドから降りる時、
ブルブルっとする時、

力が入らなくてふらついている姿を見るようになってきて…

あぁ、体力も筋力も落ちてきているんだなぁと

切なくなります。

まゆげは右後肢がなくて足が3本なので、
尚更、支えが効かなくなってきたんでしょう。

フードの勉強をしてから、
ペットフードの現状を知って、

今までは出来るだけ体に良いものや、
腎臓病になってからは、
処方食の中でもより体に優しい材料を使用したものを選んできました。

だけど、、、
もうそうも言ってられない段階に
入ってはいるんだよね。

体力をつけなければ元も子もないから、
食べてくれたら何でも良い!!

そう思っていながらも、特に腎臓に対してはまだこだわっている私(;^ω^)

そのこだわりは、どこからきているのだろう??

そろそろ、市販の缶デビューしてみようかな笑
(…と言いつつまだあげてない笑)

何を選べば良いかわからなくなるサプリ

まゆげが今飲んでいる薬はステロイドのみ。
あとは、サプリが何種類かです。

このサプリ。

数が多すぎて、
何を基準に選べば良いのか分からなくなります(;・∀・)

そんな時に、私のSNSの投稿を見て、

ご自身の愛犬にあげているサプリを教えてくださったり、
知り合いのメーカーさんが声をかけてくださったり、
お友達もお勧めを教えてくれたり、

とても嬉しいお声掛けを頂いて、その中から選ぶことができました!

サプリは合う合わないの個体差があることはわかってはいても、、、
実際に使っていたり、その商品について詳しい方のアドバイスは、

とても嬉しいです♡

どれも試してみたいところではあるのですが、
何せ投薬自体が相当なストレスになるまゆげさん。


厳選して、
出来るだけ投薬の負担を減らせる方法であげられるものを選びました。

今は朝5種類。
夜1種類をあげています。


ステロイドの錠剤を直接口に。

②腎臓に対しては元々はネフガードの錠剤をドライフードに混ぜてあげていましたが、サラサラの粉末であげやすいキドキュア』に変更。

サラサラ散剤タイプで無味無臭があげやすい♡

③腸内細菌を整えるための『智通』を2滴。

腸内細菌生成エキス。
自分の持っている腸内細菌を増やす働きがあるから、合わないがないんだよね♡

④ビタミンをとって欲しくて『アニマストラス』

これがごはんを不味くする原因!!(笑)

⑤ 体を楽にするための『CBDオイル』は、不味くて断固拒否だけど…
これは飲んで欲しいからシリンジで直接口に。

舐めてみたら、草の味がしたよ(;^ω^)

2〜4はビオナチュレに混ぜて、自分で舐めてもらっています。

サプリの味で不味くなるんだよね…(;・∀・)



私が飲んでいる『バイオ』というサプリをちゅ〜るに混ぜて。
これも腸内細菌に対してのサプリ。

私のサプリをおすそわけ~♬

夜はこれだけ。
(あまりサプリを混ぜすぎて、ご飯を不味くしたくない)

ステロイドだけは確実に入れたいので、直接口に突っ込んでいるけども、

錠剤の投薬
ステロイド錠剤の投薬→
CBDオイルをシリンジで投薬

まゆげが喜んで
自発的に口に入れてくれることが1番です♡

…といっても、アニマストラスが苦手みたいで、
ビオナチュレは半分無理やり塗り付けています(;^_^A

ビオナチュレ舐めて〜💦
猫の習性を生かして、
口の上に塗って舐めさせた勢いで、
自分から舐めてもらう作戦!!


口に入れて欲しい飼い主の希望と、
まゆげの食べたくない!を尊重するかの葛藤…

私の希望は、
少しでも元気に長く一緒にいて欲しいという、飼い主側の思いです。

投薬の時間は、
私がまゆげに少し無理をさせる時間でもあり、

『ごめんね、ありがとう。』

と伝えながらも、毎回心が痛みます。

変化してきた考え方

こんな状態なら、
以前の自分なら迷わずに強制給餌(流動食をシリンジで口に突っ込む)を始めることを検討していました。

ずっと看護師をしていたこともあって、
頭の中の工程式が自然と

『症状と状態=処置と治療』になりがちです。

だけど今の私は、
強制給餌をするにはちょっと抵抗がある。

だからといって、
あまり積極的な治療をせずに見守る現状も、

私が諦めてしまっているかのようにも感じ
それもどうなのかと感じているところもあります。

腎臓の治療の一つとして、
今は3日おきに自宅で皮下点滴もしています。

自分から横になって、目を細めながらやらせてくれる皮下点滴は、
わたしとまゆげのリラックス時間♪
…てことは、やっぱり普段調子の悪さを感じてるってことだよねぇ。

これはまゆげも楽になるのがわかるようで、ストレスも少なく、
逆に気持ちよさそ〜にしてくれています♪

できることなら回復して欲しい、
でもまゆげへの過度なストレスは与えたくない。

ストレスなく出来る皮下点はするけど、
ご飯は無理に食べさせたくない。

食べることの幸せを守ってあげたい。

食べることがストレスにはあまりしたくない。
(でも、本音は体力をつけるために食べて欲しい…)

私は以前に比べて、
『今の生活の質』を重視するようになったのだと思います。

今の私の考えの元になっているもの

まゆげに対する考え方に影響しているのは、

亡くなった母親のことと、
宗教臨床師である玉置妙優さんの本『死にゆく人の心に寄り添う』を読んだこと

だと思います。

『母の時にこんな人がいてくれたら…
母も家族もどんなに楽だっただろうか。』
この本を読んだことで、
私だからできることを見つけました!

私の母は食道癌で、転移した癌が肥大し胃が圧迫されて、
だんだんと食べることが出来なくなりました。

ほんの少し食べただけでも嘔吐してしまう。
食べたいという気持ちはあるのに、食べられない。

最後は、
さらっと溶けて粒などの突っかかりも入っていないアイスを、
よく一緒に食べました。

それでも進行が早くすぐに何も食べられなくなり、
栄養点滴で命を繋ぐ日々が3ヶ月ほどは続いたかと思います。

そんな姿を横で見ていたから、
食べられることの喜びや、
好きなものを美味しく食べられることの幸せを、

感じてきました。

母が亡くなった後に読んだ玉置さんの本には、
癌になった夫を延命治療はせずに見送った話があり、

本人の希望から点滴なども一切せず、
自然と枯れていく姿が美しくもあり、

そこに苦しみは全くないことを知りました。

今のまゆげが、あの時の母と自分に、
少し重なります。

晩年の母が何を考えていたのか、
今となってはわかりませんが、

あの時の私は、
母がどう思っていたのか、何を望んでいたのかの気持ちよりも、

母がいなくなってしまうかもしれない自分の不安と、
それを見せないようにすること、
現実から目を逸らすことに必死でした。

私はその時のことを今も後悔しています。

だから、
もし残りの時間が少なく、消えていく命であるならば、
本人が食べたいものを美味しく食べさせて逝かせてあげたい。

家族の希望を強く出しすぎて、本人の意思を尊重しない治療や処置をして、

無理やり命をながらえることはしたくない。

それはペットに対しても同じで、

強制給餌をすることの延命に対して、
あれだけ当たり前にやっていたことが嘘のように抵抗感を感じてしまうのは、

そんなところから来ているのかなぁと、なんとなく感じています。

サーモンはお嫌い?
こうやっていろいろ買って食べてくれるものを探すのも、
楽しくもあるんだよね☺

家族としては少しでも楽に穏やかに過ごして欲しい、
少しでも長くいて欲しいという気持ちは持っていて当たり前だと思います。


でも、まゆげ自身はどう思っているのか。

ストレスとなる治療は望まないだろう…。

私が確定診断を望んだ理由の一つには、

飼い主としての私がどこまでの治療をやりたいのかと、
まゆげ自身の思いどちらをどの程度優先するかの、


大きな目安となる、

という気持ちもきっとあるのでしょう。

残りの時間がどれくらいあろうとも、
まゆげには、できるだけ穏やかに、
平穏な日常の幸せを感じてもらいながら過ごしてもらうことを大切にしたいです。

こういう落ち着ける我が家で一緒に過ごすいつもの時間が、
何よりも幸せだもんね♡

もしその状況が望めなくなり、
まゆげ自身が大きな苦しみを抱えることになってしまうことが出てきたとしたら、、、

その時の決断と覚悟は、
出来ているつもりです。

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